大歳神社 千年藤の壁紙写真です。 千年藤で有名な大歳神社は兵庫県宍粟市山崎町上寺にある藤の宮とも呼ばれている神社で、 その名の通り、見頃になると狭い境内ほとんどがこの千年藤の藤棚に覆いつくされているというところです。 千年藤の名称で親しまれている大歳神社の藤は平安時代の天徳4年(960年)に当時の上寺部落の与右衛門という人が 植樹したとされているようです。撮影時が2006年ですから実に現在まで1046年の歴史を持っている藤ということが出来、 まさしく千年藤の名にふさわしい古木だということが出来ると思います。 またこの千年藤はノダフジと呼ばれる藤の種類に分類されるようです。 大歳神社と書くと「おおとしじんじゃ」と読みそうになりますが、正しくは「ださいじんじゃ」です。 藤棚の面積は約420平方メートルもあり、千年藤の古木を支え続けています。 高さ2.75m、幹周りは約2.8mもあり、兵庫県下最大の藤の巨木として四方にその枝を伸ばし続けています。 この藤が2001年(平成13年)11月12日に環境省の指定するかおり風景100選に選定され、当時の環境大臣川口順子氏の名前で 認定書もいただいているようです。 またそれ以前の1972年(昭和47年)3月24日には兵庫県の指定文化財(天然記念物)にも制定されています。 大歳神社の千年藤は、山崎町の市街地の中にあり、近くには商店街や住宅地がある一角に突然現れます。 細い路地に面しているので、これがあの有名な千年藤かと理解するのにしばらく時間が掛かりました。 想像以上にこじんまりとした境内に、藤の花がいっぱいに広がっているので最初は周囲の風景とのミスマッチに少々びっくりさせられます。 行った時は観光客よりも地元の方々がのんびりと藤を眺めて座っている姿を多数見かけました。 そういった近所の人たちが集う場所としての役割もまたこの藤の花は果たしているのかなとも思えます。 また境内は全て板張りになっており、古木の根を踏み固め痛めつけられることから守るためにそうしてあるようです。 大歳神社の歴史は建立年度は不明なようですが、少なくとも平安時代以前、千年藤植樹以前から存在していたと思われます。 御祭神は穀物を守護するといわれる大歳神(おおとしのかみ)で、ここから大歳神社と呼ばれるようになったようです。特に稲の神様とも言われる大歳神をお祀りした大歳神社は全国各地に存在します。 ただなぜそれがここは「ださいじんじゃ」と読むのかははっきり分かりません。 また境内には商売繁盛の神様である稲倉魂神(うがのみたまのかみ)をお祀りする善覚稲荷神社と 火防の神である迦具土神火産霊命(かぐつちのかみほむすびのみこと)をお祀りする秋葉神社が末社としてあります。 またこの千年藤は染色作家 大脇一心氏の手によって1990年(平成2年)に完成した東京歌舞伎座の大緞帳「高山麗花」に 描かれたことでも知られています。 近くに藤の花の咲く時期だけ10台程度止められる臨時の駐車場もありましたが、 基本的には車で行っても細い路地で止める場所すらありません。 公共交通機関か、藤祭り期間中は商店街の中に臨時駐車場が設けられているようなので、そちらを利用します。 また見頃は年によっても若干前後しますが5月初旬〜10日過ぎまでです。
